システム名:Artemie Chronicle

GM名:小菅伸

ジャンル:リアルロボット系SF

当日の販売:無し

募集人数:3〜4人

TRPG初心者対応:可

世界観の説明:
"Artemie Chronicle"は月の地下で発見された先史文明の優れた科学技術の
研究により飛躍的に技術が進歩し、全長10〜30mほどの人型機動兵器"VEHTA"
が戦争の主力となった未来を舞台に、月と地球の対立、戦う事の意味や世界
の厳しさ、そうした諸々を背負いながら、"VEHTA"パイロットとして戦い、
生きる人々の交流と衝突、葛藤を描く作品です。

判定方法の説明:
『Artemie Chronicle』は既成品であるロボットRPG『フレイムギア』のシ
ステムをベースにしています。
クライマックス以外ではダイスを使わず、能力値とトランプの数字の合計で
行動の成否を決定します。
クライマックスのロボット戦闘では10面体ダイス(基本2つ)の出目を戦闘
技能値に加算し、その結果に応じて行動の成否を決定します。

シナリオの概要:
西暦2124年、月で発見されたオーバーテクノロジーを巡って争われた第三次世
界大戦は勝者なきまま、地球に癒え難い傷跡を残して終結した。どの国も他国
が月と接触するのを嫌い、地上の航空宇宙関連施設は完全に破壊され、月に取
り残された開発移民団――遺伝子設計児達との連絡は絶たれた。とりわけ、世
界最強と謳われた軍隊を有し、最高峰の航空宇宙関連技術を保持していたアメ
リカが大戦で被った打撃は大きく、国民は激しく打ちひしがれ、アメリカの威
信は失墜した。傷ついた大鷲は再び力を取り戻すべく活動を開始した。荒廃し
た国土復興計画を推し進め、大打撃を受けた軍の再編――特に新しい戦争の主
力となる機動兵器"VEHTA"の研究開発計画を発動・実行に移した。
そうして10年以上の月日が流れた2138年、思わぬ来訪者が地球へと訪れた。月
に取り残された開発移民団が月の遺失技術を自らのものとし、新たに建造した
宇宙船に乗って帰還を果たしたのだ。未知の技術を持つ脅威の来訪。だが、新
たな力を求めていたアメリカにとって、同時にそれは絶好の好機でもあった。
かくして、アメリカは復権を賭けて月の使節と遺失技術を奪取する計画を発動
させた。それが、自らの次なる凋落に繋がるとも知らずに――

PC作成方法:
データについては完全プレロールドです。

こんな人におすすめ!:
データは二の次、ビターなヒューマンドラマを楽しめる大人の心を持った方。

GMから一言:
シビアめな世界での戦争物ですが、主題はその中で生きる人々の人間ドラマ
を体感する事です。また、今回のシナリオではPC側の敗戦が前提になってい
ます(年表にも書いてます)。間違いなく大団円のハッピーエンドにもなり
ません。そうした事を御理解の上、甘過ぎず、荒み過ぎず、強く生き抜く人
々の物語の魅力を感じ取れるようなセッションにしたいと思っています。