GM名:雪沢瑠輝

■予告

―――遥か昔、その山々には赤き竜がいたと言う。
かの地を炎に包みし竜に、立ち向かいしは若き英雄・・・
ラワパルコ地方に伝わる古き英雄譚(サーガ)。
老若男女誰もが知るその伝説は、単なる吟遊詩人の詩には留まらない。

その山々の名は竜頭山脈。
地方一の山々と称される北環統鉱国の誇る大鉱山帯。
その英雄の名はヤルベンソン。
地方一の大国と称されるようになるミヌマ神国初代国王、その人である。


面積こそ大きいものの、人口は決して多くないし国力はそれなり。
だがそこに住む人々は鍛冶屋の職人を始め活気にあふれ、大自然の育む水と大地は国に彩りを与える。
北部環状工房統括鉱山連合王国は、そんな古き伝統と鉱山に構えられた大工房が自慢の国だ。

そんな平和な国にもたらされたのは、建国以来の誼であったヌマミ神国の風雲急を告げる知らせであった。
アカデミーから下された魔境討伐指令ににわかに色めき立つラワパルコ地方。
広がる魔境、行方の知れない王族達、そして鉱国の領内に迫る不審な影。
いま、闇を切り裂く灼熱の炎を纏いて、静かなる竜が名乗りを上げる。


サーガ・イン・グランクレスト side北環統鉱国
炎の山、吠える

―――赤き竜の御旗の元に、今こそ盟約に基づき我らの力を見せる時!


【国の説明】

伝統と大工房群を今の世に伝える伝統ある国家。
かつて山脈を支配していた竜への畏敬の念から、赤き竜を旗印にしている。
ヌマミ神国とは建国時代からの仲であり、これまでも友好関係にあった。
頑固な職人たちと確かな品質の武具、そして広がる山々が自慢の国。
ただし山地が多い為面積の割に兵力は決して高くなく、戦争はあまりしてこなかった。

【参加導入】

アカデミーからの招集と前後して、神国急変の方を受けて救出に向かおうとしていた鉱国。
そんな折、工房連合“赤竜麟工房連”の長であるテルミドールが面会に訪れる。
なんでも領内、しかも国の中でも奥深くにある山脈内で、職人たちが不審な人影を見たのだと言う。
ヌマミ神国が魔境化したのと呼応するような動きはただの偶然なのか、それとも・・・?


【解放モチベ】

友誼と盟約により、ヌマミ神国の危機に兵を挙げる、という義によって立つ国。
その一方で、ヌマミ神国は古くから鉱山に手を付けてこなかった歴史があるため、
工房を多数抱える鉱国としては、それらを他国に取られるくらいなら・・・という思惑もある。


戻る