☆トレーラー
誰かのためにありたいと、望んで戦うモノがいた。
「大それたことなぞ、願わない」
誰かのためにありたいと、願って呑まれたモノがいた。
「平穏であれと、祈るだけ」
誰かのためにありたいと、祈って還ったモノがいた。
「祈るだけでは、救えないなら」
誰かのためにありたいと、壊して殺したモノがいた。
「この手で守って、何が悪い?」
誰かのためにありたいと、渇望を抱いたモノがいた。
BEAST BIND TRINITY
「Ash to Wish」
――心焦がすは魔の渇望、心求むは人の絆――
☆ハンドアウト
PC1 アタッカー/異能者
シナリオ絆:“燃え尽きた祈り”ユイ・悔恨
【SA:ユイに償いをする】
キミにとって、ユイは、半魔の世界における大切な先輩だった。
ある闘いの折に、ユイはキミを守るために力を使いすぎて奈落に堕ちた。
それ以降、世界が色褪せて仕方ない。今まさに敵に殺されそうなのも……仕方ない。
……そう思っていたキミを助けたのは、奈落に堕ちたはずのユイだった。
ユイにより、自分を殺そうとしたモノもろとも、ビルひとつが崩壊していく。
たくさんの屍の上で、だいじょうぶか、と、変わらぬ笑顔でユイは言う。
キミの大事な先輩であるユイは、キミのせいで変わってしまった。
PC2 サポーター/竜
シナリオ絆:“燃え尽きた祈り”ユイ・執着
【SA:“燃え尽きた祈り”の事件を解決する】
キミはかつて行き倒れていた半魔を拾い、先達として面倒を見てやったことがある。
そいつがドミネーターとなり、ビルひとつを焼失崩壊させる事件を起こした。
面倒なことに、同じくキミの後輩にして、そいつの親友にあたる死霊課刑事、
赤井瑞穂も、ドミネーターとなったそいつを始末するため、単独で先走ったらしい。
酷い話で、損な役回り。だが、キミは隠居生活に別れを告げないわけにいかない。
このまま後輩達が、ただのドミネーターと狩人として闘い死ぬのが、忍びなかった。
PC3 ディフェンダー/血族
シナリオ絆:“燃え尽きた祈り”ユイ・憐憫
【SA:一ノ瀬縁子を守る】
キミの孤児院に、魔物絡みの事件で町ごと焼け出された少女がいた。
そのアンノウンマンの少女、一ノ瀬縁子を迎えに来た唯一の家族がユイだった。
以来、彼女たちは孤児院に時折通い、キミや子供たちに会いに来ていた。
それから1年。半魔であるユイが奈落に墜ち、キミのもとに縁子は帰ってきた。
だが、縁子は突然に孤児院を出た。「家族の元に帰ります」と、書き置きを残して。
ユイを名乗ったモノが縁子を事件に巻き込む前に、キミは『家族』を迎えに行った。
PC4 アタッカー/造られた怪物
シナリオ絆:“燃え尽きた祈り”ユイ・憎悪
【SA:“燃え尽きた祈り”を倒す】
キミには大切な友人がいた。こんな所で死んで良い奴ではなかった。
突如ドミネーターの行為により、キミ達がいたビルが崩壊した。
友人は死に、キミも深手を負った。この恨みは晴らさないわけにはいかない。
手掛かりはキミが巻き込まれた事件。誰かが呼んでいた、ドミネーターの名前。
動けるようになるとすぐに、キミは行動を開始した。
『ユイ』と呼ばれていたあのドミネーターに報いを与えなければならない。