シナリオ補足:
■ハンドアウト
PC1 シナリオ絆:新尾ひなた 関係:友情・庇護等 (カヴァー:学生推奨 ルーツ:異能者) 【SA:新尾 ひなたを救う】
新尾ひなたは、地味でおとなしい普通の少女だった。夜の世界とは無縁な、守るべき存在だと思っていた。
しかしある日、彼女は君の目の前で突如として「覚醒」した。
能力の暴走は多数の負傷者と破壊をもたらし、彼女は恐怖と狼狽に駆り立てられてその場から逃げ出した。
このまま放ってはおけない。そう思った君は、ひなたを探し出すべく動きだした。
自分以外にもひなたを追う者がいることを、どこか感じとりながら。
PC2 シナリオ絆:藤間志郎 関係:任意 (カヴァー:教師推奨) 【SA:藤間 志郎を止める】
藤間志郎はかつての君の教え子だった。生まれつき特異な力を持っていたが、その力を嫌い、隠し、人間の中で静かに暮らしていた。
そんな彼が、人間に絶望して行方をくらまし、「夜叉」という犯罪組織に加担したのも、もう随分と前のことだ。
そして今、君は池袋で、彼との再会を果たした。
彼は君に、「面倒に巻き込まれたくなければ、大人しくしているか、この街から出ていたほうがいい」と忠告し、立ち去った。
おそらく、志郎と「夜叉」は、何かこれから大きなことをやらかそうとしているのだろう。
彼にこれ以上罪を重ねさせるのは忍びない。彼を止めるために、君は彼を追うことにした。
PC3 シナリオ絆:羅候ノア 関係:敵対 (カヴァー:刑事推奨) 【SA:羅候 ノアを倒す】
異能者を中心に構成された犯罪組織「夜叉」は、新興ながら、その政治力や戦闘力、首魁たるノア婦人と呼ばれる異能者のカリスマによって、急に規模を拡大していた。
そして今、その「夜叉」が都内でなにやら不穏な動きを始めたという。
同時に日本各地の「夜叉」の手勢も動きを見せており、かなり大規模な作戦計画が発動していると推測される。
使用者に絶大な力をもたらす、地球の守護者の“羽根”をも手にした彼らが目指すのは、おそらく組織の理念の成就
――自分たち異能者の存在が公に認められるように、世界を変革することだろう。だが、“羽根”の力に頼った変革は、必ずやこの世界に、深刻な歪みをもたらすことになる。
君の今回の仕事は、「夜叉」の企みの詳細を暴き、可能ならそれを阻止することである。