『心花記録帳〜いとをかし〜』

【客分NPC】
在原業平 葛の葉

【常ならざること】
特になし

【演目之筋】
彼の乱より、魑魅魍魎の跋扈する魔都と化した平安京。
都にてまことしやかに流れる噂があった。
「伝説の桜の木の下で想いを告げ、夫婦の契りを交わした者は永遠に幸せになる」
人に色恋に戸口は立たず。
誰が言い出したのか定かでは無いが、人も妖も、皆が心を踊らせた。

平安幻想夜話 鵺鏡
『心花記録帳〜いとをかし〜』

その恋もまた、伝説になる。

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【道標】

甲
【初期因縁】在原業平(主君)
【初期喪失】愛(魂魄7)
【推奨分限】武士・貴族・助役
【推奨目的】失恋を乗り越える
「あなたと一緒に居て噂されると恥ずかしい」
その一言で恋心はガラガラと崩れ落ちた。
それからどうにも、異性に対する恐怖心が拭えない。
こちらの気持ちを知ってか知らずか、主が縁談を設けてくれた。
何でも、話題の桜の木の下で顔合わせとのこと。
これが自分を変えるきっかけになるだろうか。気は乗らないが、会ってみるのもよいだろう。

乙
【初期因縁】葛の葉(恩義)
【初期喪失】心の余裕(魂魄2)
【推進分限】影司・変幻・行者
【推奨目的】PC甲と結ばれる
「あなたと一緒に居て噂されると恥ずかしい」
照れ隠しから、心にもない言葉を伝えてしまった。あれ以降PC甲に避けられている気がする。
このままではいけないとは思いつつも、どうしても一歩が踏み出せない。
そんな折、耳にした噂…なんでも恋を叶える伝説の桜があるという。
叶えればばきっとやり直せる。これが最後のチャンスかもしれない。逃してなるものか。

丙
【初期因縁】葛の葉(尊敬)
【初期喪失】自制心(魂魄14)
【推奨分限】娼妓・惑師・奸臣
【推奨目的】PC乙を出し抜く
あなたはPC乙が気に入らない。
どこにいても、何をしていても、その存在が目に入ってしまう。
何故こんなにも気になるのか。答えが出ないまま、PC乙との溝が深まるのを感じていた。
そんなある日、PC乙が懸想していると噂の者との縁談が舞い込んできた。
ここで相手をものにしてしまえば…ああ、どんな顔を見せてくれるだろう。
あなたは快く、縁談を承諾したのであった。

丁
【初期因縁】在原業平(利用)
【初期喪失】日常(生様14)
【推奨分限】大妖・畜生・僧正
【推奨目的】伝説の桜の木を燃やす
あなたが寝床にしている社が最近どうにも騒がしい。
若い男女や果てには妖までもが訪れる。
どうにも、想いを告白すると結ばれるという伝説の木がこの場にあるらしい。
確かに立派な桜の木はあるが、そのような伝説は眉唾ものだ。
自分の領域を汚される行為は我慢がならない。
出鱈目に騒がれるのであれば、いっそのこと元を消してしまえば良いのではないかーーー大切なのは自分の日常を保つことなのだから。