システム名:平安幻想夜話 鵺鏡
GM名:つきみ
募集人数:3〜4人
TRPG初心者対応:歓迎
システム初心者対応:歓迎
キャラクター作成&今回のPCレベル:初期作成。条件付きで持ち込みも可。
使用するサプリメント:「鬼合」
必要なもの:20面体3〜4個。貸出可。
ルールブックが無くてもOK?:OK
シナリオ概要:
平安幻想夜話鵺鏡は、参加者全員でただひとつの「俺たちの考えた最強の物語」を作っていただくことを主題に置いております。
舞台は妖に支配された平安京。喪失を持ったPCたちがあがきながら生きていく様を自由に描いて頂くシステムとなっております。
【演目之筋(トレーラー)】
彼の乱より魔都と化した平安京。その死の報は大江山へと届く。
――源頼光に四天王の一人がやられた。
あるものは嘆き、あるものは喜び、あるものは策を弄す。己がうちにある感情をぎりぎりと押さえつけ、彼らはひとところに会した。
本心はいかほどか。互いの裏を知ってか知らずか、ひとりは口を開く。
平安幻想夜話 鵺鏡「奴は四天王の中でも最弱」
【簡易道標(HO)】
※PCは全員酒呑童子率いる大江山四天王となります。
[PC甲]あなたは酒呑童子によって生き返らせられた。
[PC乙]仇敵がいなくなったので主君に認められたい。
[PC丙]混乱に乗じて今こそ酒呑童子に復讐を。
[PC丁]酒呑童子の首を手土産に源頼光の配下になりたい。
GMからコメント:
たまコンさんにお邪魔するのは初めましてになります。つきみと申します。
今回お持ち致しました演目は皆さんで四天王となって、内紛をしていただこうと思います。
「大切なものを天秤にかけたい方」「悪い奴をやりたい方」そして「「クク……奴は四天王の中でも最弱」というセリフを言いたい方」は是非お越しください。
シナリオ補足:
【道標(HO)】
[PC甲]
初期因縁:酒呑童子[主君]
初期喪失:片目(血脈)
推奨分限:屍、式、武士、人鬼
目的:酒呑童子と己を守る。
あなたは酒呑童子率いる、新しい大江山四天王が一人、であった。
付近の村を襲った際に源頼光に一刀の元に切り伏せられてしまったのだ。
あなたは今死んでいるはずであった。
しかし、主である酒呑童子があなたを復活させてくれた。
前の戦で村が焼かれたときに助けだしてくれただけではなく、生き返らせてくれるとは!
これは行幸だ!
ここまでしてくれる主にどう報いればよいのだろうか。
胸を撫で下ろしたあなたに向けて、酒呑童子は冷たく言い放った。
「キミが生き残る為に、僕と繋げさせてもらったよ。僕の死はキミの死。キミの死は僕の死、だ」
あなたは己と主、二つの命を守らざるをえなくなった。
[PC乙]
初期因縁:源頼光[殺意]
初期喪失:地位(生様)
推奨分限:人鬼、異形、頭目、野盗
目的:源頼光を殺す。
あなたは酒呑童子率いる、新しい大江山四天王が一人である。
心の底から酒呑童子に忠誠を誓い、一番の部下であろうと研鑽を積んできた。
しかし、最近四天王入りしたばかりの[PC甲]がやけに重用されていることに嫉妬している。
それはおかしい。
あそこにいるべきは己であるべきなのだ。
そんな中、[PC甲]が頼光に殺されてしまう。
所詮奴は四天王の中でも最弱。
これはいい機会だ。[PC甲]が負けた源頼光を倒せば、どんなに成り上がれるだろうか。
すべては我が主の為に。
[PC丙]
初期因縁:酒呑童子[仇敵]
初期喪失:故郷(生様)
推奨分限:野盗、惑師、娼妓、逆賊
目的:酒呑童子に復讐する。
あなたは酒呑童子率いる、新しい大江山四天王が一人である。
しかし、酒呑童子はあなたにとって家族の、そして故郷の仇である。
酒呑童子復活の折に、その郎党らによって故郷も家族も焼かれてしまったのだ。
あなたは元々酒呑童子に復讐するためにこの一団にもぐりこんだのだった。
ようやく四天王の座まで上り詰め、酒呑童子の信頼を集めることにも成功した。
しかし、同郷である[PC甲]はすっかり故郷の恨みなど忘れてしまっているようだ。
ここで復讐を果たしても[PC甲]の居場所を奪うだけ、そう考えて今までその矛を収めていたのだ。
しかし、[PC甲]があの酒呑童子の采配によって死んだ、となればそうはなるまい。
故郷と[PC甲]、二つの復讐に滾る炎が今燃え上がった。
[PC丁]
初期因縁:源頼光[利用]
初期喪失:己の意志(魂魄)
推奨分限:神、孤高、変化、呪験
目的:源頼光の部下になる。
あなたは酒呑童子率いる、新しい大江山四天王が一人である。
酒呑童子の力、それにただ惹かれてここまで上り詰めて来た。
四天王は互いに補い合い、切磋琢磨して力を高めていた。力の均衡こそすべての安寧である。
しかし、酒呑童子の力を分け与えたはずの四天王が一人が砕かれ、この力も欠けが生じた。
そろそろこの組織にいるのも潮時か。
ただの部下ひとりに己の命をかける主君など興味はない。
ならば、最大の敵対者である源頼光にすがって生きるべきなのではないだろうか。
そう、例えば手土産に、酒呑童子の首を持って。