システム名:ゲヘナ〜アナスタシス〜

GM名:Mr.ファンブル

募集人数:4〜5人

TRPG初心者対応:可能

システム初心者対応:歓迎

キャラクター作成&今回のPCレベル:総ランク25、フリーポイント21点、所持金60000Diで作成したサンプルキャラクターを使用します。
高レベルのデータですが、始めての方でも楽しめるようにシンプルな構成にしています。
 サンプルPC運用の為の各種サマリーをGM側で用意しますので、持ち込みデータは使用不可としています。

使用するサプリメント:「魔星降臨」「獄王顕現」「幻洋綺譚」の中からGMが必要部分をチョイスして使用します。

必要なもの:6面体ダイスを10〜15個前後(なるべく小さめのサイズ)貸し出しも可能です。

ルールブックが無くてもOK?:ルールブック及びサプリメントは未所持でOKです。

シナリオ概要:
 10年前、ひとつの小都市が消えた。
 邪霊の呪いによって堕落した都市は砂漠の底に沈み、人々の記憶から忘れ去られてしまう。
 知る人はそれを、『埋没都市』と呼ぶ。

 それから10年後、沈んだ筈の都市が再びジャハンナムの大地に出現。
 この現象と時を同じくして、とある享受者たちが『奇妙』な体験をする。
 思い出される過去の記憶……彼らの過去はッ!! 埋没都市で繋がっていたッ!!!

 彼らは埋没都市へ旅立つ。宿命とも言える10年前の因縁に決着をつけ、都市を取り戻せ!
 待ち受けるのは『時』を奪った邪悪の化身! 奴に仕える9人の刺客ども!
 享受者たちの命を駆けた決戦、始まるゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!

ゲヘナ〜アナスタシス〜
「星屑の十字軍〜その地の記憶〜」


GMからコメント:
 発売から10周年という記念年に、この度GMを行わせて頂けることになりました。
 本作はアラビアン・ダーク・ファンタジー。中東風砂漠世界を舞台に、試練を乗り越え力を得た『享受者』が、過酷な自然環境や人を誑かす邪霊と戦います。
 本シナリオは、導入ハンドアウトを用意して、ランダム表やアドベンチャーパートを乗り越え、邪霊から都市を取り戻す『ドドドドド派手』な内容です。
 シナリオ中に「過去の記憶を取り戻す」という展開があり、物語の重要なフラグとなります。
 ぶっちゃけますと、『ジョ○ョの奇妙な冒険・第三部』クライマックス辺りの展開をリスペクト&アレンジし、ギュッ! と濃縮した話を目指していますw
  本編に原作ネタが出現しやすい内容ですので、苦手な方は楽しみ辛いかも。逆に、こういうのが大好きな紳士淑女は……俺は見殺しには……できねーぜ!(バン!)
 どうぞ宜しくお願い致します〜。




   シナリオ補足:
■簡易ハンドアウト

PC1:人間で妖霊使いの少年or少女。自分の母親を救う為に旅立つ。
PC2:人間で獣甲闘士の老人。PC1の祖父or祖母。自分の娘を救う為に旅立つ。
PC3:銀糸の民で神語術士の若者。やはりあの都市か……いつ出発する? 私も同行する。
PC4:人間で刀士の若者。倒さねばならない奴がいる……魂の安らぎの為に!
PC5:獣人(小動物)で黒沙使いの享受者。気に食わない連中だが、仲間を見殺しには……できねーぜ!

※今回のハンドアウト本文には、「10年ほど前の記憶が曖昧」「なぜか今まで思い出せないでいた」といったような趣旨の設定があります。これはシナリオの展開に関わるギミックですので、その点を汲んだ上でPCを演じてもらえると助かります。真実はシナリオ中に調査することで判明します。

■ハンドアウト

PC1
種族:人間   術技:妖霊使役   年齢:10代後半くらい
君は妖霊使役を得意とする享受者。君の妖霊はいつも『そばに現れ立ち』、『豪快さと精密性』を兼ね備えている。
だが、君は最近奇妙なことに気付いた。この妖霊と契約した日のことを、なぜか思い出せないのだ。
ある日、君は夢を見た。助けを求める女性……見覚えがある。名はアナスタシア……彼女は、君の母親だッ!目覚めた君に残った確かな記憶。天文都市ナジュム。そこで母は君の助けを求めている。
支部長から緊急の呼び出しを受けたのは、その直後であった。

PC2
種族:人間   術技:獣甲術  年齢:60歳以上
君は獣甲術を得意とする享受者で、PC1は君の孫(もしくは娘)だ。君の『茨のような獣甲』や『失った腕を補う獣甲』は、『生命エネルギー』に反応して力を振るう。
だが、君は最近奇妙なことに気付いた。古い獣甲を移植した当時の記憶を思い出せないのだ。
ある日、夢を見た。闇の中に現れる女性……名はアナスタシア。……そうだ! 彼女は君の娘で、孫の母親だッ!
目覚めた君に残った確かな記憶。天文都市ナジュム……そこで娘は君の助けを求めている。
支部長から緊急の呼び出しを受けたのは、その直後であった。

PC3
種族:銀糸の民  術技:神語術  年齢:20代後半くらい
君は神語術を得意とする享受者。君の神語は『遠く離れた場所まで届き』、『光る石のつぶて』を初めとする数々の魔術は奇跡を起こす。
だが、君はふと思う。なぜ自分は享受者になったのだろう? 昔を思い出そうとすると、なぜか背筋に悪寒が走る。
ある時、君は支部長の依頼で砂漠に現れた廃墟の街を調査することになった。支部長の話では邪霊に支配された都市ではないかと言う。
話の直後、君の脳裏に浮かび上がる記憶の断片。天文都市ナジュム……闇の中の男……? おぼろげな記憶だが、なぜか強い恐怖を覚える。その都市に行けば真実を知ることができるのだろうか?

PC4
種族:人間  術技:刀士  年齢:20代後半くらい
君は刀術を得意とする享受者。『光り輝く銘刀』の剣技は、『10年にわたる修行』で洗練され、他の追随を許さない。
だが、君は最近奇妙なことに気付いた。なぜ自分は鍛錬を続けているのだろう? どうしても倒さねばならない相手がいたような気がするが……思い出せない。
君は支部長の依頼で砂漠に現れた廃墟の街を調査することになった。支部長の話では邪霊に支配された都市ではないかと言う。
話の直後、君の脳裏に突然浮かび上がる記憶の断片。天文都市ナジュム……闇の中の男……? おぼろげな記憶だが、なぜか強い怒りを覚える。その都市に行けば真実を知ることができるのだろうか?

PC5
種族:獣人(小動物)  術技:黒沙術  年齢:特に指定なし
君は黒沙術を得意とする享受者。君の操る黒沙は『変幻自在』で、『獣のように』敵を追い詰める。
ところで君は、10年ほど前の記憶が曖昧だ。普段は気にしていなかったが、あの頃は何をしていたんだ?
最近奇妙な夢を繰り返し見ている。魔物から逃げ続ける悪夢。いい加減うんざりだ。
ある日、いつもと違う夢を見た。誰かが何かを伝えようとしてくる。天文都市ナジュムを……探せ?
どういうことかよう分からんが、調べてみるとしよう。あの面倒な連中や、支部長の所にいけば何か分かるかもしれない。